【6m移動実況中継】



【6m移動実況中継】

移動スタイルにはいろいろあります。担ぎ上げによる山岳移動、車を使った移動など。
前者は出来る限り装備の軽量、軽装をめざします。後者の場合はかなりの重装備で 迫力ある運用を楽しむことが可能です。今回は車での運用風景、とくにアンテナの 設営を中心にご紹介したいと思います。

1.タイヤにタイヤベースを踏ませる。

移動ポイントが決まったら出来る限り平らなところを探しポールを建てたときに 垂直がでるよう心がけます。傾きがあるとポールを上げる際に苦労します。 まずタイヤベースを踏ませます。(写真1参照)


(写真1)

(写真2)
タイヤベースは市販されていますが、今回使用のものは「いこみゃあ」と呼ばれているJF2CRP大島さん考案の受注生産のタイヤベースです。これはねじれに強く、ベースの部分とポールを支える部分とが分割でき持ち運び収納に非常に便利で多くの6m移動局に愛用されています。
ベースを設置したら支えの筒の部分を差し込み完成。(写真2参照)

 

     

 

 

         (写真3)

 

 

 

 


 

 

 

2.伸縮ポール

伸縮ポールを挿し(写真3参照)垂直がとれているか確認します。垂直が出ていないと ポールを伸ばす際に非常に力が必要になってしまいます。
この次点でステーを数本取り付けておくこと。
上げてしまってからでは手遅れです。
伸縮ポールは5m程度のものから12m程度のものがありますが、6mの場合最低1波長以上は上げるのがBESTでしょう。伸縮ポールは数本繋ぎで構成されていますが、ピン式とボルトの差込式と2種類あります。ピン式は1段伸ばすごとに穴が合うと自動的にピンが飛び出しロックされ簡単と言えば簡単ですが、強風で激しくあおられるとロックがはずれアンテナが落下してしまうという場合もあります。ボルト式のほうは穴と穴が合ったらボルトを自分で差し込みロックしなければなりませんがピン式のように強風であおられて落下ということはありません。気を付けたいのは勢い余ってポールをすっぽ抜かないように。。

3.アンテナの準備

移動地ではなるべく素早くアンテナを組み立てたいものです。みなさんそれぞれにいろいろな工夫をほどこし、いかに簡単に且つ短時間に上げられるか改造、改良されています。
今回はJR2IPN佐治さんの改良型クリエートの6エレを紹介します。


(写真4)

伸縮ポールの先端にブームを取り付けます。もちろん地上でアンテナを完成させてから取り付けてもかまいません。(写真4参照)

 

4,マストブラッケットの改良

(写真5)

 

 

 

 

写真5でおわかりになるでしょうか。通常、ポールとブームの取り付けはスパナなどを使うネジ止めが普通ですがその手間を省くためにマストブラケットにあらかじめ15センチ程度にカットしたパイプを取り付けブームごとポールの先端にかぶせピンを差し込み完了という具合に改良されています。参考にもう1例紹介します。こちらはJI3NJS白石さんの改良7エレ(ラディックス)のマストブラケットの部分です。やはり15センチ程度のパイプを取り付け、伸縮ポールの先端に切れ込み作りそこへ組上がったアンテナをのせるだけという改良です。 (写真6、7参照)


(写真6)

(写真7)

5,エレメントの改造

1BOXカーなどの場合はエレメントを組んだまま積み込むというのも1つの手ですが、乗用車の場合はそうもいきませんので、バラバラの状態が普通です。 分割されたエレメントをネジ止めするのも結構手間になります。そこで分割されたエレメント同士をワイヤーとスプリングもしくはゴムで連結してしまいます。(写真8,9参照)


(写真8)
差し込むだけで完成

(写真9)

6,エレメントブラケットの改造


(写真10)

エレメントを差し込みワンタッチで止められるように改造されていますが、これはちと難しい(^^;;;
ここは目玉クリップにしておいて挟むだけのほうが簡単かも…
この改造の詳細はJR2IPN局のHPに図面とともに詳細に載っていますので そちらを参考にしてください。(http://www-ani.nip.s.bc.jp/jr2ipn/cl6dx.htm)(写真10参照)

 

 

 

 

7,ブームを組む


(写真11)

ブームは全て差し込んでピンで止めるだけ。簡単な手だてとして蝶ネジを使うだけでもOKです。(写真11,12参照)

 

 

(写真12)

 

 

 

 

8,最終段階

ブームを全て取り付け、エレメントを差し込んでいよいよ完成。後は頑張って上げるだけ。(写真13参照)


(写真13)

 

 

      (写真14)

 

 

 

 

 

 

9,完成

伸縮ポールを伸ばして設営完成ですが、ステーをとらないと風があるとかなり しなる場合もありますので、くれぐれもご注意下さい。(写真14参照)

 

【市販品軽量アンテナの紹介】

1.Radix RY−67Aというアンテナを最近購入しましたので簡単に紹介します。

   (写真15)


仕様:収納1,6m
   周波数50〜54MHz
   利得 12,4dbi
   FB比18db以上
   ブーム長7m
   重量5,8キロ
このアンテナは実に軽いですが移動に使うにはやはり一工夫しておいたほうが無難です。(写真15参照)

 

 

 


(写真16)

(写真17)

エレメントの取り付けは簡単。エレメントマウントに穴をあわせて組み合わせ蝶ネジでとめるだけ。移動の場合はあらかじめマウント付けた状態でブームを分解しておけばとても楽です。さらに蝶ネジをプラスティックのリングを差し込んで止めてしまうという方式に変えてしまうとさらに簡単。このリングはとても便利だよと訳もわからずもらったものなので、本来の用途が不明でしたが、その後判明しました。洋品店でハンガーにサイズがS,M,Lとか記載されているプラスチックのリングです。(写真16,17,18,19参照)


(写真18)

(写真19)

 


(写真20)

また、クリップを取り付けてしまうというのもネジ止めの手間が無くなり楽々です。(写真20,21参照)

 

 

(写真21)

 

 

 

 

このアンテナのエレメントは3分割ですが、両脇がスライド式になっており 引き出してストッパーで止めるという方式で移動アンテナを意識しての構造かなとも 思っています。

2,F9FT

組み立てる前に各部品を並べた状態です ブームは3本つなぎエレメントは2分割。 ブームの取り付けは蝶ネジに、給電部はむき出しなのでメスの同軸コネクターを取り付けてしまう。 エレメントは差し込むだけなので改造必要なし。 組み立て時間5分程度。(写真22,23参照)


(写真22)

(写真23)

 参照)ラディックスアンテナの改造は下記のアドレスをご覧下さい。
    http://www-ani.nip.s.bc.jp/jr2ipn/radix.htm 

【発電機】


(写真24)
SUZUKI SX800R
2サイクル50:1混合ガソリン
50/60Hz切り替え式
燃料満タンで3−4時間程度
値段 45,000円(写真24参照)

(写真25)
HONDA EX750
4サイクル
燃料満タンで8時間程度
値段 49,800円(写真25参照)

(写真26)
HONDA EZ2300
4サイクル
燃料満タンで3時間
さすがに馬力があるので
無線機の他、いろいろな電源として
使うことができる。但しウルサイ。
値段 49,800円(写真26参照)

発電機は上記の他いろいろとでています。値段はどれもホームセンターなどでの サービス品ですので定価ではありません。

情報提供局 JR2IPN JF2CRP JI2XIU JI3NJS
      JH7OHF
撮影協力  JO2ARM

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