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CWフィルターについて



CWをやるには、CWフィルターが欠かせません。今時のRIGには最初からCWフィルターが付いてくるのもありますが、9MHz台のIFの500Hzフィルターといったところでしょうか。それでも、SSBフィルターのままCWを聞くよりは数段QRMに有利になっていますが、もっと狭いフィルターを聞くと、やはり欲しくなりませんか?

SSBフィルターのままでCWを聞いた場合(もっとも広い)から、455kHz帯の250HzフィルターにAFのDSPフィルターをかませたものまで、サウンドサンプルを用意しました。聞き比べてください。もっと狭いものも世の中にはありますが、、、。

音源は、2000年4月29日の7MHz帯(ALL−JAコンテスト最中です)で、受信機を自動でスキャンさせています。全部同じ速度でスキャンしていますので、帯域の広さ/狭さがよく聞き取れると思います。

各フィルターの特性も載せました。受信周波数を一定にして、もう一台の送信機のCW(一定キャリア)でスキャンさせてみたものです。レベルの低いところのノイズは、測定系で乗っている可能性がありますので、とりあえず上の方だけに着目してください(後でチェックして改善します)。

また、周波数特性の上には、2000年8月のFDコンテストの時に受信した、それぞれのフィルターによるCWサウンドの波形を載せました。受信局は出来るだけ安定して強力に入感している局を選びましたが、なにぶん相手次第ですので、各フィルターの受信状態には多少差があります。ここでは、各フィルターの、キーイング波形の立ち上がり、立ち下がりの部分に着目してください。SSBフィルターではほとんど1波(約700Hzのトーン)で振幅が立ち上がっていますが、一番狭いAPFフィルターを入れたものでは8〜9波でようやくフルスイングになっています。250Hzフィルターではその中間ぐらいですが、500HzのCWフィルターでは、ほとんどSSBの場合と同じように1波でフルスイングになっています。QRMがひどいからと言ってあまり狭くすると、復調したトーンの振幅がなかなか変化せず、キーイングがつながって聞こえることになります。 例に掲げたキーイング速度ではまだ大丈夫のようですが、この2倍くらいに速くなると、ちょっと苦しくなりそうです。何文字/分くらいでしょうか。計算してみてください。グラフでは、約50m秒の幅でキーダウンされています。


SSBフィルターの場合  (MP3ファイルで約60kBです)

これではちょっと苦しいですね。



9MHz帯500Hzフィルタ (MP3ファイルで約60kBです)

おなじみの音調? まだ結構込み合っています。市販リグでCWモード搭載をうたうなら、せめてこのフィルターは標準搭載にすべきですね。・・・新しいRIGでは標準搭載のものが多いようです。


455kHz帯250Hzフィルター (MP3ファイルで約60kBです)

ほとんど重なってしまう局がなくなります。波形の変化がちょっと緩くなりました。


250HzフィルターにAF帯DSPフィルターを付加 (MP3ファイルで約66kBです)

ちょっと聞き取りにくい音調ですが、QRMが激しいときには威力を発揮します。コンテスト最中なのに隙間だらけ!?立ち上がり・立ち下がりの緩やかな振幅変化に着目。高速キーイングだと、ここで符号がつながってしまいそうになります。