SSTV info-BOX  Vol.114 2001年8月号

 このところ記録的な連日の猛暑ですが、みなさんの地方ではいかがでしょうか。 恒例のアクティビティコンテストも始まり、こちらも連日にぎわっています。1ヶ月の長丁場ですから家庭サービスも忘れずに楽しみましょう。

【今月のヘッドライン】
1. 第11回SSTV全国ミーティング高知大会レポート
 ユニークな今年の全国大会の概要の速報です。
2. ソフトウエア情報
2-1 MMSSTV Ver1.04
2-2 イメージファイルムーバー Ver1.04
3. 一般情報
3-1 受信画像自動アップロードするホームページを開設
4. 来月のSSTVロールコールについて

1. 第11回全国SSTVミーティング高知大会レポート
今年の全国大会は初めての四国開催となり、ユニークなイベントと共に高知市で開催されました。
7月14日土曜日の早朝、プレイベントのホェールウォッチングから開始し、夜は大会会場の国民宿舎、桂浜荘(かつらはまそう)にて前夜祭、さらに15日の本大会の技術講演まで全国から39名の参加で開催されました。

プレイベントのホェールウォッチング
 7月14日(土曜日)高知港に朝8時過ぎから大会幹事が待機し、受付。
当日は高知ー大阪南港間に就航している5000トンクラスのフェリーを利用してのイベントでした。このイベントは正式には「RKCホェールウォッチングアドベンチャー2001」として地元の高知放送が主催したイベントで、SSTV大会としては参加グループの一つとして参加しました。当日の参加者は土曜日なのに約1000名となかなかの大賑わいでした。

  高知港から出航して約1時間で今回の予定していた海域の土佐湾のウォッチングポイントに到着し鯨の出現に期待しました。今年は地元の宇佐漁協の協力でパイロット船5隻を配備して主要なポイントを探索し、発見に伴い直ちに急行するシステムで開催されました。只、乗ってる船が5000トンもの大きさなので肝心のポイントになかなか近づく事が出来ず、遠くからの鑑賞となりました。(予算の関係で昨年までのセスナからの探査は今年は無かった。)今回のウォッチングの結果としては小型の鯨に数度の出会いがあった模様ですが、SSTVグループメンバーとしては残念ながら確認や遭遇にはならなかった。やはりTV放映などでやっていたように小さな漁船で直接ポイント付近まで踏み込んで見るのが当たりのようでした。
  鯨は確認出来なかったけれど、フェリーからSSTV大会会場の桂浜荘に設置したJH5ZYTとはSSTVで画像交信に成功しました。フェリー側はVC−H1と430のハンディ機を2セット準備。大会会場は最上階のベランダにGPを設置して交信しました。交信距離は未定ですがほぼノーノイズで受信出来ました。(肝心の受信画像は会場に設置したシステムが見事に45度のスラント画像で内容までは解らなかった。オ・ソ・マ・ツ!)
大会前夜祭
   18時30分過ぎから前夜祭開始。料理は高知名物の皿鉢(さわち)料理でした。
  恒例のおみやげ交換会も賑やかに行われました。
  夕食後の分科会は幹事室で行われた。同室に設置したJH5ZYTをオペレートした方もいた。このとき別室では次回大会の開催地の打ち合わせが行われた。
SSTV全国大会
15日(日)朝一番の記念写真撮影後、別室の会議室にて講演開始。今年はイメージリンカーなどでおなじみの松山ピコソフトの一色さん(JA5MOR)の講演が行われた。

 (1)Backdround Picture 送信

   イメージリンカーの中に含まれている機能の一つですが、一枚の画像の中に全く別の画像を組み込んで送信し、これを受信側で完全に復調するバックグランド送信の機能を会場にセットされた2台のSSTVシステムで実演しながらの説明がありました。

  原理的な送受信手順はRGBに分解した表画像のBプレーンにバックグランド画像(以下二重電送画像とする)のRGB画像の一つのブレーンを割り当てます。3枚の表画像のBブレーンに組み込むわけです。これを順次送信することにより二重電送画像が送信されます。受信側は3枚に分解された二重伝送画像を抜き出し1枚のフルカラー画像に復調します。
   実際に送信途中に表示される表画像は二重画像の影響もあまり無く通常の画像として確認する事が出来ました。画質としては何となく色調が気になる程度です。3枚の画像を受信後二重伝送された画像が一瞬にして復調されます。こちらの画像は完璧に復調され、表画像受信時には全く気がつかなかった新たな画像が出現したのは見事でした。
   二重画像の処理は実際にはそれぞれのプレーンの画像を反転しコントラストの低減処理後に送信し、受信はこの逆の処理で復調しているとの事で表画像にはほとんど影響に無い状態になっています。イメージリンカーをお使いの方は一度お試しください。

 (2) 開発秘話
   イメージリンカーを作成するに当たっていろいろ苦労しながら作成したお話でした。以下かいつまんで。
サウンドプラスター互換用のソフト、受信バッファを3ライン分用意すれば同期信号が2個以上とれる。自動同期が出来る。
SSTVハンドブックに載っているスコッティモードのフォーマットは間違っている。同期,R,G,Bの順番じゃなく,G,B,同期,Rの順番になっている。前記のままだと画像がずれてしまった。
デジタルフィルターを使っている方は低域のカットはせめて1KHz程度で使ってください。1.2KHz以上にセットするのはSSTV運用では問題外。
 (3) イメージファイルムーバー
   大会会場で発表され、一般公開されたソフトです。詳細はソフトウエア情報で。

次回大会の開催地決定
  大会当日では保留となっていた来年の全国大会の開催地は石川県金沢市に決定しました。
  大会のとりまとめをJA9AXJ副田さんに引き受けていただきました。既に開催場所などの検討を開始しています。日程などの正式アナウンスは後日になりますが、期待しましょう。
 来年の初夏に金沢市でお会いしましょう。
第12回全国ミーティング金沢大会
開催日時 2002年5月25,26日
開催場所 兼六園近くのホテルを検討中


2.ソフトウエア情報
2-1 MMSSTV Ver1.04 (8月1日発表)

  このところ一ヶ月に一、二度のペースで改良版が発表されています。先月はまずVer1.03Aとしてテスト版が発表され。続けてVer1.04が発表されました。

  Ver1.03からVer1.04で改良された箇所は

  ・テンプレートの文字入力画面の改善
  ・バグの修正およびその他の細かい点の改善

◆ソフトウエアのダウンロードは
 ・森さんのホームページ  http://plaza27.mbn.or.jp/~je3hht/

 ・MMSSTV は  http://plaza27.mbn.or.jp/~je3hht/mmsstv/index.html
2-2 イメージファイルムーバー Ver1.04  
   画像アルバムのスライドショー機能に10ホルダーまでの振り分け機能を追加し、肥大化した画像ファイルを効率よく分離、分類が可能なソフトです。今回の高知大会で初めて一般公開されました。(大会後の7月16日に公開されています。)無償で公開されています。ビジュアルベーシックのランタイムモジュールが別途必要です。イメージリンカーが動作しているパソコンか、O/SがWindows MEであればこのソフトのみで動作します。)

  Imagefile Mover Ver1.04  http://www.shikoku.ne.jp/picosoft/

  

3.一般情報
3−1受信画像自動アップロードするホームページを開設

  函館市のJA8ANQ酒井さんが7/14MHz帯のSSTVを24時間自動受信し、受信画像をホームページに自動アップするシステムを開設しました。
 以下、酒井さんからのメールを転載します。

24時間Full Timeで7033Khzと14.230MhzのSSTV画像を自動受信してネット上のサーバに自動アップロードしております。アップロードの間隔は約10分です。
画像を受信後約10分するとホームページが自動生成され自動公開されます。
ストック画像数は各バンド60枚です。コンデションのチェックや送信調整などに便利だと思います。
また、HFのSSTVを受信できない方にも参考になるだろうと思います。

利用方法はいろいろあると思いますがHAM仲間の役に立てばと思って運用をはじめました。1度見に来て下さい。また、ご意見やご感想をお聞かせ頂ければ幸いです・

サイトは   http://www.ss-tv.net/ です。
                                                   Tnx JA8ANQ

4.来月のSSTVロールコールについて
来月のロールコールは通常通り第一日曜日に開催します。参加各局はマイクの順番が回ってきましたら宜しくお願いします。
  開催周波数はいつも通りで、14MHz帯と7MHz帯で同時開催します。多数の参加をお待ちしています。

  次回のロールコールは 2001年9月2日 10:00JSTから

  予定M/C 7MHz帯(7033KHz)           JH1PBB、JA3KYE
        14MHz帯(14.280または14.283MHz) JA7ND 、JE6KBH
まとめ

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   ◆編集者:   中村正仁(JA6OAC)
   ◆情報は: ja6oac@ham-net.netja6oac@jarl.com まで