www.ham-net.net/sstv forum 2002
Vol.127
2002年9月号 by JA6OAC
北九州市 
月見
 一ヶ月間に渡り開催されたアクティビティコンテストが終わると朝夕にはひんやりとした秋風の季節となりました。
 台風も早々にやってきて、今年はなんだかハイペースで季節が進んでいるようです。
 
 ハムフェアで待望のデイジタルSSTVのmodemが参考出品されました。早期に商品化されるのを期待しましょう。
今月のヘッドライン
1.ディジタルSSTV・MODEM速報
1-1 AORがハムフェアで参考出品!!
2.ソフト情報
2-1 Big SSTV−PAL+ 8月27日版
3.一般情報
3-1 VK9CIからSSTVでQRV
3-2 コンテストのログの提出
4.テクニカルポイント
4-1 パソコンのサウンドカードインターフェース
5.SSTVロールコールについて
5-1 今月の結果
5-2 来月のロールコール

1. ディジタルSSTV・MODEM速報
1-1 AORがハムフェアで参考出品!!
 今年のハムフェアでAORがディジタルMODEMを参考出品しました。5月のデイトンハムベンションでも展示したものです。既存の無線機とマイクの間に接続するだけで簡単にディジタルモードが運用出来ます。使用周波数が約300Hzから2500Hzとなってるので通常のマイクと同じです。HF帯のSSBモードで即座にディジタルモードが運用出来ます。
さらに公開されたプロダクトニュースではディジタル音声モードに加えディジタルSSTVモードも含まれています。いよいよデジタルSSTVが現実的になってきました。このモデムの発売時期や価格などは未定ですが正式発売まではそんなに時間はかからない物と予想されます。大いに期待しましょう。
 
 まずはパネル外観から。
 AOR ARD9800 FAST RADIO MODEM
ARD9800 front フロントパネル
モード表示がディジタル音声、アナログ音声、データに加えイメージ(画像)がある
ARD9800 rear リアパネル
タスコのスキャンコンバータと同様にパソコンとのインターフェースもある。
 
 New Product News  :

   AOR ARD9800
  Multi-Mode And Digital Voice Interface:マルチモードとデジタルボイスインタフェース。

 「デジタル通信」と「デジタルencryption(暗号化)」に、従来の「ボイストランシーバー」が使えます!
 * 特徴:。
 ・既存のアナログ 2way ラジオを使っての「デジタル音声通信」
 ・ARD9800 は、音声信号の変調のために、マイクロホンオーディオと同じ(300 Hz〜2500Hz)オーディオ周波数を使います。
  これで、あなたのアナログラジオがデジタルボイスラジオとして使うことができます。
 * シングルサイドバンド( SSB )モードを含む全ての変調モード使用。
 ・自動的な周波数クラリファイアー機能が SSB モードでの周波数ドリフトを自動的に調整します。 (およそ + / − 125Hz )。
  マルチパスや選択的フェージングに効果的な OFDM(マルチキャリア変調)回路を利用しています。
 * 自動的なデジタル受信。
 「自動ボイス信号検出器」が、アナログやデジタルの受信信号で自動的に適切なモードに切り換えます。

 
*デジタル スロースキャン TV
 ・組み込みのビデオキャプチュア機能( NTSC )。
  信号を我々のオリジナル適応の JPEG に圧縮します。
  デジタルモードで(アナログのスロ−スキャンTVに類似の、しかしより速い)画像を送受信します。
  内蔵のビデオ出力コネクター( NTSC )から、外部モニターで画像を視ることができます。
 *ビデオとデータの同時送信。
  文字はビデオとともにアナログで同時に送れます。
   (メモ:文字のためのスピードレートは、およそ50 bps です。)。


 *高級な Vocoder ( AMBE )を内蔵。
  高級なデジタルボイス圧縮を利用して、高品質のデジタルボイス通信を実現します。
 *FECエラー訂正を内蔵。
  強力なエラー訂正回路が、安定した信頼できる通信を実現します。
 *HF バンドでの高速のデータ通信。
  高速の( 3600bps )データ通信が、HF (短波)バンドでできます。
  (スピードは、特定の管轄区域では規則によって制限されています)
 *小さくてコンパクトなユニットで操作が簡単。
 ・マイクロホンジャックとマイクロホンの間に「 ARD9800 」を接続するだけです。
  複雑な改造の必要はありません。
 *運用電圧は広範囲。
  外部電源から10−16V DC で運用します。
  内部のジャンパー設定を変えることで、6V DCでの運用もできます。
  低電力消費(12V DCでおよそ160 mA)。
 *特別設計の高性能 DSP エンジンを利用。



 G4GUOのホームページにDigital Voice on HFがあり、その中に今回のARD9800と同じような仕様でデジタル通信実験を行った内容が掲載されています。
その中に36トーンモデムの話が出ています。仕様を比較するとほぼ同じ規格のようです。


仕 様 ARD9800  G4GUOホームページ
 変調方式  OFDM  
 バンド幅  300 Hz 〜 2500 Hz, 36 キャリアー  312.5Hz〜2500Hz
 シンボルレー  20 ミリセカンド  ( 50 ボー)  20ms
 ガードインターバル  4 ミリセカンド(mS)  4msec
 トーンステップ  62.5 Hz  62.5Hz
 変調方式  36 キャリアー : DQPSK (3.6K)  36 carriers is DQPSK
 AFC  ±125 Hz  ±60Hz
 エラー訂正  ボイス: Golay + Hamming
 ビデオ/データ: Reed-Solomon
 Golay and Hamming codes.
 デジタルボイス  AMBE コーダー, デコーダー  AMBE1000+
 信号 検出  自動デジタル検出 、
 デジタルモードとアナログモードの自動切り替え
 
 画像圧縮  AOR  オリジナル適応 JPEG  
 ビデオ  NTSC or PAL   入力/出力  
 シリアルポート  RS-232C, 9600 bps, 非同期  
 寸法  100(w) x 32(h) x 158(d) mm (突起物を除く)  

AORのホームページ
 http://www.aorja.com
Tnx Info JA6UHL 

 期待を込めて
 初めてディジタルSSTV対応の機器が参考出品ながら登場しました。細かな仕様はわかりませんが、難しい方式などは気にせず気軽に使える機器を開発して頂きたい物です。
 とりあえずはディジタルモードで画像交信するにはリアルタイムのカメラ接続となりそうです。文字はパソコンから転送する模様ですがそのうちパソコンに収容した画像データを送受するようになるはずです。ここでAORへお願い。仕様の中でRS232Cが9600ボーでは少々辛い。せっかくの次世代通信ですからパソコンとはせめてUSB1.1程度で高速接続して頂きたいな。 de JA6OAC

2. ソフトウエア情報
2-1 BIG SSTV−PAL+が登場 (8月27日版)
 SSTV−PAL+がパソコンのXGA画面(1024*768)に合わせた大きな画面のSSTV−PAL+を発表しました。これまではVGA(640*480)かSVGA(800*600)向けで実際に表しされる受信画面は小さめに表示されてました。今回のBIG版ではMMSSTVの拡大画面表示と通常画面表示をうまく切り替えて表示するようになっています。
 従来の画面サイズのものも同時に発表されています。

BigSSTVPal−smole BigSSTVPal
従来の通常表示の場合(まわりに空きスペース) Big版の拡大表示の場合

    BetaBigSSTV-PAL27AUG02.ZIP  298KB
    BataSmallSSTV-PAL27AUG02.ZIP 298KB
    ソフトウエアのダウンロードは http://users.origin.net.au/~crac/
3.一般情報
3-1 VK9CIからSSTVでQRV
 予定通り8月25日からVK9CIのコールでココス・キーリング島からJA0SC吉池さんがQRVしました。JASTAのアクティビティコンテストの最後を飾るFBな運用でした。お疲れさまでした。
QSLは直接吉池さんへSASEしてください。
VK9CI_2 VK9CI_1
3-2 SSTVコンテストのログの提出

 8月に開催されたアクティビティコンテストの成果は如何でしたでしょうか?コンテストに参加された方は忘れずにログの提出をお願いします。月末は直ぐに来ます。思い立ったときに早めにまとめて提出してください。提出先などはコンテストのルールをご覧下さい。

 ・  ログ提出締め切り日 2002年9月30日まで

  コンテストルールは http://village.infoweb.ne.jp/~jasta/whatsnew/whatsnew.htm 
4.テクニカルポイント
4-1 パソコンのサウンドカードインターフェース

 MMSSTVなどパソコンだけでSSTVが楽しめるようになりましたが、肝心のパソコンと無線機との接続が必要です。単純に接続するだけなら比較的簡単ですがマイクと切り替え回路が必要になったり、接続する無線機毎に接続方法が変わったりと思ったよりも面倒です。
 下記のKB4YZのホームページには各種無線機毎に専用の回路図がまとめられています。これから配線を検討される方は一度ご覧下さい。

 SSTV Hardware for PC using Sound Card:
  ICOM IC730,706MKU,W2A
  KENWOOD TS570S,870S
  YAESU FT100,290R,736,847 などの回路図があります。
  KB4YZホームページ  http://www.kiva.net/~djones/

 YAESU DVS−2端子利用のアダプター (WDXC−SSTV2 ¥14800)

   
YAESUのトランシーバーに実装されているデジタルメモリーレコーダーDVS−2の接続端子を利用したアダプターです。DVS−2が接続出来るトランシーバーで有ればどれでも簡単に接続出来ます。
MMSSTV/MMTTYを使うYAESUユーザーで興味ある方は一度問い合わせ下さい。
  WDXCインフォメーションNo.34には詳細の回路図まで掲載されています。


 問い合わせ先     WDXC事務局 ( Tel 0120−86−4901)


5. SSTVロールコールについて
5-1 今月のロールコール結果
 7月はじめからお盆過ぎまで毎日と言うほどの雨と雷、涼しいすぎる夏で心配しましたが、8月20日すぎからは、真夏日の毎日です。

今朝は国内コンディションが良く九州とは59++でしたが、他のエリヤがほとんど聞こえない状態でした。
(熊本からは、7,8エリヤのみ)少し寂しい感じでした。


***JE6KBHさんから***

YAESU無線機用のデジタルメモリーレコーダー、DVS−2の接続端子を利用したアダプター***WDXC−SSTV2が発売された。このアダプターはそんなに難しくないので自作される方は、JE6KBHまたはJA7ND宛連絡いただければ、PDFファイルにした回路図があります。
 アダプターの内容は、
SSTV-2に関しては自作できる範囲の機材であると思います。C-MOS4066x1とPTTラインの切り分けにフォトカプラを使用してあります。フォトカプラも汎用のもので充分ではないでしょうか。(やったことはないですが)

 回路図をWDXCから無理を言って分けてもらいました。PDFファイルにしてあります。

 また、外見についてはJF0JYR/高橋さんのHPに掲載されていますので、参考にして下さい。
 JF0JYR SMALL DX SITE  http://www6.org1.com/~tet/ です。

***チェックインいただいた局***
*JA6AQV,JA6BXE,JA6OAC,JA6UHL,
*JA7AZU,JA7HHW,JK7BUM,
*JA8RQH,JH8CGU,

間違い等ありましたら連絡ください。訂正させていただきます。

       M/C  JE6KBH,JA7ND

   掲載責任者    JA7ND
E-mail: ja7nd@hana.or.jp ja7nd@jarl.com
5-2 来月のロールコール

   2002年10月のロールコールは通常通り第一日曜日に開催します。沢山の参加をお待ちしています。

  次回のロールコールは 2002年10月6日 (日) 10:00JSTから

  開催周波数  14.280MHz または 14.283MHz
  予定M/C    JA7ND  、JE6KBH
 まとめ
--------- SSTV info-box 127 (Sep.1 2002) ------------------
   ◆編集者:   中村正仁(JA6OAC)  
   ◆情報は ja6oac@ham-net.net まで