第11回全国SSTVミーティング高知大会レポート
  今年の全国大会は初めての四国開催となり、ユニークなイベントと共に高知市で開催されました。
7月14日土曜日の早朝、プレイベントのホェールウォッチングから開始し、夜は大会会場の国民宿舎、桂浜荘(かつらはまそう)にて前夜祭、さらに15日の本大会の技術講演まで全国から39名の参加で開催されました。
 

プレイベントのホェールウォッチング (2001年7月14日 08:00−15:00)
 
7月14日(土曜日)高知港に朝8時過ぎから大会幹事が待機し、受付。

当日は高知ー大阪南港間に就航している5000トンクラスのフェリーを利用してのイベントでした。このイベントは正式には「RKCホェールウォッチングアドベンチャー2001」として地元の高知放送が主催したイベントで、SSTV大会としては参加グループの一つとして参加しました。当日の参加者は土曜日なのに約1000名となかなかの大賑わいでした。
RKC主催ホェールウォッチング
フェリーから見た大会会場の桂浜荘
だんだん遠くなる

 高知港から出航して約1時間で今回の予定していた海域の土佐湾のウォッチングポイントに到着し鯨の出現に期待しました。
  今年は地元の宇佐漁協の協力でパイロット船5隻を配備して主要なポイントを探索し、発見に伴い直ちに急行するシステムで開催されました。只、乗ってる船が5000トンもの大きさなので肝心のポイントになかなか近づく事が出来ず、遠くからの鑑賞となりました。
 (予算の関係で昨年までのセスナからの探査は今年は無かった。)
鯨探査のパイロット船です。5隻で探しました

 画像の右隅の海面に注目!! これが鯨の波しぶき!!
 ・・・・だったら良かったのにフェリーが大きすぎてポイントに近づけず。
 このように遠くからの見物でした。見物者のほとんどがこのような岩に当たる波頭を見て鯨だと感激してました。
(まあそれも良いでしょう)

今回のウォッチングの結果としては小型の鯨に数度の出会いがあった模様ですが、SSTVグループメンバーとしては残念ながら確認や遭遇にはならなかった。やはりTVの旅番組などでやっていたように小さな漁船で直接ポイント付近まで踏み込んで見るのが当たりのようでした。
 (画像が取れなかったので「いるか」の絵を入れました。鯨ではこのような光景は無理ですが。せめて背中か尻尾くらいは見たかったな。hi)
 
 双眼鏡は必需品

ホェールウオッチングのフェリー船上と大会会場間でSSTV交信
  鯨は確認出来なかったけれど、フェリーからSSTV大会会場の桂浜荘に設置した全国大会特設局JH5ZYTとはSSTVで画像交信に成功しました。
  フェリー側はVC−H1と430のハンディ機を2セット準備しJI1ILB菅野さんとJA6OAC中村がスタンバイ。大会会場は最上階のベランダにGPを設置してスタンバイ。最初はなかなかFMでも交信出来なかったがフェリーのロケーションが変わった途中からノーノイズで交信可能になる。早速SSTVに切り替えて交信。交信距離は未定ですがほぼノーノイズで受信出来ました。
  ところが肝心の受信画像は会場に設置したシステムの設定が完全じゃなく見事に45度のスラント画像で内容までは解らなかった。会場の前夜祭準備などの為装置の再点検まで手が届かず調整を断念。オ・ソ・マ・ツ!

  以下、フェリー側のVC−H1の画像をご覧下さい。 VC−H1のメモリー画像をいったんS1で送信し、MMSSTVで再受信したのでちょっとボケ気味。

ILB菅野さんの信号をOACが受信したもの。おなじ船の上なので当然ノーノイズで受信。

 じっと鯨の出現を待つイベント参加者と土佐湾。
(こちらのシステムは何となく画像の垂直のムラが気になりました。)
5000トンのフェリーの舳先と土佐湾。
 (この画像は高知港に戻る途中に撮影)
どこを見回しても陰も形もあらわれず.パイロット船のみうろうろ。
約1000人もの参加で大混雑の船でしたが、SSTV関係参加者は別途、二段ベットの部屋を借りビール飲みに徹した関東組、2等の一般談話室でのんびりした四国組なとさまざまでした。(皆さんちゃんと見たのかな??)
 関西グループは大会参加のために乗ってきたフェリーがそのままイベント船になったのでちゃっかり舳先にある一等談話室を使いリラックスしてました。
 冷房の良く効いた舳先が見える絶好の場所だったけれど鯨は確認できず。

大会前夜祭 (2001年7月14日 18:30〜 )
   18時30分過ぎから前夜祭開始。

 
 18時30分過ぎ、最初に大会委員長のJA5AIL畠山さんの挨拶で前夜祭開始。  次にJA5BM西川さんの挨拶と続きました。
 料理は高知名物の皿鉢(さわち)料理でした。
 この後、恒例のおみやげ交換会も賑やかに行われました。
  夕食後の分科会は幹事室で行われた。同室に設置したJH5ZYTをオペレートした方もいた。

 (実はこのとき別室では次回大会の開催地の打ち合わせが行われ、当方も呼び出された為、他の部屋で何があったかは不明。ずいぶん長い時間にわたり、開催地の検討はいろいろなアイデアが出され、検討されたが最終決定には至らなかった。)

 前夜祭の参加者のスナップ(漏れた方ごめんなさい)
JA1BKI JA1CJB JA1DWQ JN6TXF
JA5AEQ JA4OMA OMA-XYL JA5MOR
JA6OAC JE6BXQ (OAC-XYL) JA8WBX JF8HOY(WBX-XYL)
 ←AXJさんの3rdさん
小学2年生で既に
免許取得済み!!
JA9AXJ JF9HHP(AXJ3rd) JH9CWE(AXJ-XYL)
JA3AKR JA3AEP JA5TFF TFF-XYL
JA3LCQ JA8FSA JH8NRT JH8CGU
JA5OU JR4GUN JA5FVK ??????
JA5CHF CHF-XYL JA8AYD/1 JI1QYY
 コールと顔が間違って
たら連絡してください
修正します。
JI1ILB JL1XNH (ILB-XYL) JI5TSQ
JA5AIL JA5BM 桂浜荘から歩いて10分で桂浜
SSTV全国大会 (2001年7月15日 09:00〜12:00)
部屋からみた土佐湾 朝日(午前5時20分頃)この後すぐに曇り空

 朝一番に桂浜荘玄関で行われた記念写真撮影。龍馬記念館をバックに撮影。
 後日送付された写真はワイド画面のFBなものでした。

技術講演 (09:00〜12:00)


 今年はイメージリンカーなどでおなじみの松山ピコソフトの一色さん(JA5MOR)の講演が行われた。
 お話はなかなかおもしろく、午前中の時間があっという間に過ぎ去ってしまった。

 (1)Backdround Picture 送信

   イメージリンカーの中に含まれている機能の一つですが、一枚の画像の中に全く別の画像を組み込んで送信し、これを受信側で完全に復調するバックグランド送信の機能を会場にセットされた2台のSSTVシステムで実演しながらの説明がありました。

  原理的な送受信手順はRGBに分解した表画像のBプレーンにバックグランド画像(以下二重電送画像とする)のRGB画像の一つのブレーンを割り当てます。3枚の表画像のBブレーンに組み込むわけです。これを順次送信することにより二重電送画像が送信されます。受信側は3枚に分解された二重伝送画像を抜き出し1枚のフルカラー画像に復調します。
   実際に送信途中に表示される表画像は二重画像の影響もあまり無く通常の画像として確認する事が出来ました。画質としては何となく色調が気になる程度です。3枚の画像を受信後二重伝送された画像が一瞬にして復調されます。こちらの画像は完璧に復調され、表画像受信時には全く気がつかなかった新たな画像が出現したのは見事でした。
   二重画像の処理は実際にはそれぞれのプレーンの画像を反転しコントラストの低減処理後に送信し、受信はこの逆の処理で復調しているとの事で表画像にはほとんど影響に無い状態になっています。イメージリンカーをお使いの方は一度お試しください。
(2) 開発秘話
   イメージリンカーを作成するに当たっていろいろ苦労しながら作成したお話でした。以下かいつまんで。

・サウンドプラスター互換用のソフト、受信バッファを3ライン分用意すれば同期信号が2個以上とれる。自動同期が出来る。

・SSTVハンドブックに載っているスコッティモードのフォーマットは間違っている。同期,R,G,Bの順番じゃなく,G,B,同期,Rの順番になっている。前記のままだと画像がずれてしまった。

・デジタルフィルターを使っている方は低域のカットはせめて1KHz程度で使ってください。1.2KHz以上にセットするのはSSTV運用では問題外。
受信ソフトの話をしているところ

  (3) イメージファイルムーバー
   画像アルバムのスライドショー機能に10ホルダーまでの振り分け機能を追加し、肥大化した画像ファイルを効率よく分離、分類が可能なソフトです。今回の高知大会で初めて一般公開されました。
(大会後の7月16日に公開されています。)無償で公開されています。ビジュアルベーシックのランタイムモジュールが別途必要です。イメージリンカーが動作しているパソコンか、O/SがWindows MEであればこのソフトのみで動作します。)

  Imagefile Mover Ver1.04  http://www.shikoku.ne.jp/picosoft/
 

次回大会の開催地決定
  大会当日では保留となっていた来年の全国大会の開催地は石川県金沢市に決定しました。
  大会のとりまとめをJA9AXJ副田さんに引き受けていただきました。既に開催場所などの検討を開始しています。日程などの正式アナウンスは後日になりますが、期待しましょう。
 来年の初夏に金沢市でお会いしましょう。
第12回全国ミーティング金沢大会
開催日時 2002年5月25,26日
開催場所 兼六園近くのホテルを検討中

 大会役員の皆様
今回の大会のお世話をしていただいた大会役員の皆様、大変お世話になりました。お疲れさまでした。次回は一般参加者としてのんびりと参加して下さい。
 ありがとうございました。
まとめ

   ◆編集者:   中村正仁(JA6OAC)  ja6oac@ham-net.net
   ◆画像提供:JA1CJB,JI1ILB