SIX NEWS plus August '08
(Japanese ONLY)
Translation & Edited by
JF6DEA/KE1EO
Shirow KINOSHITA


昨今のコンピューターウィルスによる悪影響を考慮し,本文中及びリンクを
張る E-mail アドレスの "@" は "(at)" と表記します。

【各国短信】
*Silent Key. AA5XE, 
 本サイトの情報源として SMIRK の DX 情報をまとめていた Dale Newton Richardson, Jr.
:AA5XE が 2008年7月10日、Texas州 Kerrville の病院で息を引き取った。 享年61歳。
 Dale は、1946年8月23日、California州 Hollywoodで、父:Dale Newton Richardson, Sr. 
と、母:Winnie Cadell Richardson の間に生まれた。 1964〜1988年にアメリカ海軍に在籍
しベトナム戦争にも参加、1970年3月23日に、妻の Maiko(舞子)さんと東京で挙式をあげた。
 Dale は DX にアクティブで、ARRL の DXCC は 335/362エンティティー(現存/消滅含む)
をコンファーム済み。 生前、深い親交があった Pat Rose:W5OZI によると、DXCC チャレンジ・
アワードでも 50MHz での 120エンティティー及び 1.8MHz の 155エンティティーを含む 2579
エンティティーをコンファームしているとのこと。
 Dale は、Pat と共に数年前に Guantanamo Bay からの KG4XE を運用し、1997年の CY9SS 
ではオペレーターとして参加した。 また、SMIRK (Six Meter International Radio Klub) 
の幹事と会計の要職を努めた。
 Dale の訃報に接し、Matt:OZ6OM は「50MHz の仲間として、Dale の生前の偉業、特に SMIRK
における活躍と、SMIRK の DX site の管理に感謝する。 Dale の偉業は 50MHz 界で永遠に
忘れられることはないだろう。」とコメントしている。

(註:筆者は、 SMIRK の DX 情報を日本語訳して本サイト紹介することに対する許諾を得る
   際に、Dale とコンタクトをとったことがあり、その時 Dale は「私の妻は日本人だか
   ら、オマエのサイトをしっかりチェックするからな!」というコメントと共に、快諾
   戴いた思い出があります。 残念ながら彼に会うことはできませんでしたが、一度お会
   いして、お礼を言いたかったですね。 50MHz界の巨匠が、また一人逝ってしましまし
   た。 ご冥福をお祈りします。)

*Congo, TN. 
 Nicolas Sinieokoff:F8FQX (ex-5T5SN) は、2008年8月20日にコンゴ共和国 (TN) の 
Brazzaville に向けて出発する。 彼は現地に向こう3〜4年滞在の予定で、既に TN5SN の
コールサインの発給を申請しており、近日中に免許を受ける予定。 この 10〜11月頃から HF 
で QRV を始めたい意向であるが、Nicolas によると「現地の電力事情は極めて良くない」の
で、"確実な保護" を施した後に電波を出すことにしている。 Nocolas は、最終的に 1.8-50
MHz の CW/SSB/RTTY/PSK31 などに QRV したいとのことで、現地からインターネットに接続
できるようであれば、彼の http://www.f8fqx.fr のウェブサイトにオンラインログなどを書き
込む予定。 QSL マネージャーはこれまで同様、IZ1BZV (QRZ.com のアドレスは Giorgio 
Tabilio, Casella Postale 95 - SP Centro, La Spezia 19100, ITALY) が務める。 

*Hongkong, VR2. Update. 
 既に QRV を始めているが、"Hong Kong Amateur Radio DX Association" (HARDXA) は、北京
オリンピックの開催を記念して VR2008O (VR-2008-Oscor) で 7-50MHz の SSB/RTTY/PSK31 を
7月15日〜8月31日に運用する。 QSL はダイレクトのみで VR2XMT (Charlie Ho, P.O. Box 900, 
Fanling Post Office, Hong Kong) 宛へ。 ウェブサイトは http://www.qrz.com/vr2008o に
準備している。

*USA., K. 
 10月18日の 1300z〜2200z に、アメリカ合衆国 Delaware州・Delaware City から、アメリカ
沿岸警備隊予備役の創立69周年を記念して、N3G が 7.035MHz/14.055MHz/50.135MHz/146.52MHz 
で運用される。 QSL は Robin M. Begley, 3 Pancoast Ave, Aston, PA 19014-2109 宛へ。 
詳細は nd3e(at)comcast.net へ問い合わせのこと。

*East Timor, 4W. 
 東ティモールの PI31 から 4W6AAB でアクティブな Mike:PA5M は、5mH のダイポール・アン
テナで 7月下旬に 28局の JA との QSO を記録した。 彼は 8月11日まで現地に滞在、50.094MHz
でビーコンを出しており、この周波数でコールバックがあったら 50MHz にアクティブに QRV する
とのこと。

*Democratic Republic of the Congo, 9Q. 
 コンゴ民主共和国(旧ザイール)からアクティブな Philippe:9Q1TB (F5LTB) は、5年間滞在
したコンゴ民主共和国を近々離れ、次の赴任地であるアラブ首長国連邦 (A6) に行くことになって
おり、このところはコンゴ民主共和国からの「最後の」アクティビティとして 7-50MHz で精力的
に QRV している模様。 Phil は 0700z-0800z の 14MHz と 1500z-1600z の 21MHz に好んで 
QRV しており、1.8/3.5MHz のアンテナは既に撤去しているとのこと。 QSL は SM5DJZ 宛へ。

【ペディション関連】
*Palau, T88TY. 
 JI2TXU は、8月15〜20日にパラオから T88TY のコールサインで 7/14/21/24/28MHz 及び 50MHz 
の SSB を運用する。 QSL は JI2TXU 宛へ。

*Niue Island, ZK2DF. 
 Dave:N1EMC は、10月24〜31日に Niue から ZK2DF のコールサインで 7MHz 及び 14〜50MHz を
運用する。 滞在期間中の CQ WW SSB contest にも参加の予定。 QSL は N1EMC 宛へ。

*Alaska, W1AW/KL7. 
 Alaska から W1AW/KL7 が 7月26日〜8月10日に 1.8-50MHz で運用される。 詳報は
http://www.arrl.org/?artid=8327 を参照されたし。

*Cape Verde Isl., D4C. 
 Luca:IK2NCJ は、カポ・ヴェルデの Sao Vicente にあるコンテスト・ステーション D4C から、
8月6〜18日に運用する。 滞在期間中の 8月9〜10日に開催される Worked All Europe CW Contest 
には、YL2KL と共にマルチ・オペレーター/シングル・トランスミッター部門に参加の予定。 
Luca は、8月16〜17日に開催される SARTG World Wide RTTY Contest にも参加する予定。 現地
では 50MHz もワッチする。 QSL は IZ4DPV 宛へ。

*Balearic Isl., EA6/LX1FX. 
 Andre:LX1FX は、7月22日〜8月15日(滞在期間は恐らく1週間伸びる可能性あり)に Minorka島
から EA6/LX1FX のコールサインで HF/50/70/144/432MHz の CW/SSB と MS の JT6 に QRV する。 

*Wales, GB2CI, GW3SVJ/p.
 G1JCC, G4LBH, G4LOO, G4MVU, G4UEM, G8ATD と M0BIK は、Caldey島から GB2CI のコールサイン
で 9月2日 1800z〜 8日 1100z に 1.8-144MHz の SSB を運用する。 一部のオペレーターは、
PSK31 や SSTV などのデータモードで、それぞれの個人コール (プリフィックスを "GW" にして 
/p を付加:M0BIK の場合は GW0BIK/p)を使って運用する。 滞在期間中の 9月6〜7日に開催され
る SSB Field Day and 2m Trophy contests には GW3SVJ/p のコールサインで参加の予定。 QSL 
は G8ATD 宛へダイレクトまたはビューロー経由で。 更報は http://vhfcomm.co.uk/lvg/ に準備
している。

*Crete, J49K. 
 Martin:G4XUM は、8月1〜15日に Crete島の KM25ck または KM15 から J49K のコールサインで
50/70/144MHz を運用する。 JT6 や SSB のリクエストは g4xum(at)md4k.com で受け付ける。 
QSL は G4XUM 宛へ。

*Kosovo, YU8/S56M. (still Serbia for DXCC). 
 Slovenia Contest Club は、8月5〜13日に YU8/S56M のコールサインで Kosovo から QRV する。
滞在期間中の 8月9〜10日に開催される Worked All Europe CW Contest に参加し、コンテスト前
後には、50MHz を含むオールモード・オールバンドを運用する。 QSL は S57U が扱う。 更報は 
http://lea.hamradio.si/~scc に準備している。

*Willis Isl., VK9DWX. 
 2007年2月に Norfolk島から VK9DNX を運用した DX ペディションで 60,000 QSO を記録し、
成功を収めた一行が、10月9〜27日に Willis島から VK9DWX の QRV を計画している。 オペ
レーターは DJ7EO, DJ9RR, DL1MGB, DL3DXX, DL5LYM, DL6FBL, DL8OH, DL8WPX, DJ5IW 及び 
SP5XVY で、現地には4セットのハイパワー設備を設置し、1.8-28MHz の CW/SSB/RTTY を運用
する。 また、彼らは 50MHz の設備も設置し、CW 解読装置でモニターするとのこと。 某か
の信号が聞こえたら、ネットワークで知らせるので、50MHz でコールして欲しいとのこと。 
更報は http://vk9dwx.de/contactus のウェブサイトに掲載している。

*Wallis, FW1W, FW1Z & Samoa, 5W1HH, 5W1MJ.
 Hide:JM1LJS と Junichi:JA3RAF は、8月7〜20日に Wallis島 (FW) 及び Samoa (5W) への渡航
を計画している。 
 Wallis島 (FW) からは 8月9〜15日に FW1W (JM1LJS) 及び FW1Z (JA3RAF) のコールサインで 
3.5-50MHz の CW/SSB 及びデジタルモードを運用する。 
 その後の 8月17〜19日には Samoa (5W) から 5W1HH (JM1LJS) と 5W1MJ (JA3RAF) のコール
サインで 7-50MHz の CW/SSB 及びデジタルモードを運用する。
 設備は IC-7000+HL-450B (400W) アンプ及び IC-706MKIIG (100W) の2セットに、3.5MHz:
インヴァーテッドL、7MHz:フルサイズ・ヴァーティカル、10-28MHz:「ギボシ・ダイポール」、
50MHz:5el 八木。 QSL はそれぞれのホームコール宛にダイレクトで請求のこと。 ウェブ
サイトは http://www.radio-dream.com/mini_pedi_2008/ に準備している。

*Venezuela, YW5IOTA. 
 4M5DX のメンバー (YV5SSB, YV5TX, YY4MP, YY4RN, YV1FM, YV5EU, OH0XX/YV5WW, YV5ANT, 
YV5MSG) が、8月4〜9日に La Blanquilla島から YW5IOTA のコールサインで 1.8-50MHz の
CW/SSB 及びデジタルモードに QRV する。 このペディションに関するウェブサイトは、
http://yw5iota.4m5dx.info/ を参照されたし。

*St. Barthelemy, FJ. Wrap-up. 
 Ed:W0SD は、2008年6月28日〜7月6日に行った St. Barthelemy (FJ) への 50MHz ペディション
の結果を http://www.w0sd.com/stbart/bart.htm にアップし、オンラインログも公開した。 
W0SD, W7XU, N0QJM の3人で行った TO5E の運用は、総QSO:1759 で、オセアニアを除く5大陸
の54カントリーと QSO、最長距離はイスラエルの 4X4DK で 5000マイル(約8000km) 、ヨーロッパ
の局には4000マイル (約7200km) を越える QSO も多くあった。 北米方面では、西海岸北部の 
Washington 州の局や、カナダ西岸の Britsh Columbia 州の少なくとも2局との QSO をはじめ、
Wyoming (WY), Idaho (ID), Oregon (OR), Nevada (NV), Utah (UT) 及び California (CA) を
除くアメリカ本土の 48州の 1200 局余りと QSO した。 QSL は SAE に必要な返信料(US$2) 
相当を同封の上、W7XU に請求のこと。
 現地からは HF も運用し、トータル 1500局程度と QSO。 HF の QSO はオンラインログでは
公開していない。

*Sable Isl., CY0. Wrap-up. 
 2008年6月25日〜7月12日に、Pete:VE3IKV, Dick:K5AND と Chris:W3CMP が運用した Sable島
からの CY0X による 50MHz ペディションの結果速報によると、60 DXCC のおよそ 4000 局との
QSO に成功したとのこと。

*Grand Cayman Isl., ZF2. Wrap-up. 
 2008年6月27日〜7月6日に、Mario:K2ZD が Grand Cayman島から運用した ZF2ZD による 
50MHz ペディションの結果は、29 DXCC の 750 QSO だった。 スポラディックEによる最長
距離はハンガリーの局とのこと。 ZF からの 50MHz による初EME では、W7GJ, W1JJ, VK4ABW 
との交信に成功、JR6EXN, G4IGO, K6MYC の信号は「聞こえた」が、交信には至らなかったと
のこと。 今回のペディションでは、ZF から初めて JT6M と FSK441 でも QRV し、JT6M の
初QSO は W5UWB, FSK441 では N5SIX とファースト・コンタクトを記録した。

【その他】
*Solar Activity. 
 2008年6月16日 1700z の 10cm ソーラーフラックスは 64.2 を記録。 これは 1954年7月2日に
記録した 64.4 を下回り、過去最低の記録を更新したとのこと。

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 これらの情報の転載等は構いませんが,情報に責任を持つ意味から,必ず
情報源を明らかにして下さい。 

 では,また。  FB DX on SIX!!

DE JF6DEA/1 es KE1EO
木下司朗 in 東京/福岡
E-mail:jf6dea(at)ja6ybr.org


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