SIX NEWS plus August '07
(Japanese ONLY)
Translation & Edited by
JF6DEA/KE1EO
Shirow KINOSHITA


昨今のコンピューターウィルスによる悪影響を考慮し,本文中及びリンクを
張る E-mail アドレスの "@" は "(at)" と表記します。

 今月も時間が取れなかったので、ペディションの結果リポート、ビーコン関連と、
その他の情報を掲載しました。

【ペディション関連】
*St. Vincent, J8/W6JKV. Summary.
 7月に St.Vincent (Grid:FK93) から J8/W6JKV で 50MHz を運用した Jummy は、
9日間に亘る滞在期間中、57カントリーの862局と 938 QSO を記録した。 4日間
はヨーロッパとの強力なオープンがあり、8,000km を超える伝搬が長時間続いた。 
これにより、9A, 9H, HA, LZ, LY, OE, OH, OK, OM, S5, SM, SP, T9, UU そして
YU などと通常を上回る数の局と交信できた。 中でも 4X, 5B, SV そして SV9 など、
10,000km 近い距離の伝搬も記録している。 QSO のうち、665 はヨーロッパ/アジア、
273 が北アメリカだったが、西方向の伝搬は 6,000km 程度止まりで、西海岸の W6
との QSO はできなかった。 今回のペディションの QSL は、Jimmy Treybig, 10915 
Bee Caves Rd., Austin, Texas 78733, U.S.A. 宛にダイレクトで請求のこと。

*Sudan, ST2A QRT.
 Jovica (T98A, ex-T94FC) は、2年に及ぶスーダンでの仕事を終え、ST0RM 及び 
ST2A の運用を停止した。 期間中、2つのコールサインで 40,660 QSO (CW:35,012, 
SSB:3,386, RTTY:2,249, PSK31:13) を記録し、50MHz で 585 QSO、1.8MHz で 843 
QSO、3.5MHz で 3,916 QSO をログインした。 スーダンの乾燥地域における活動の
一部を http://www.t93y.com/st2a にアップしている。
 UNHCR(国連高等弁務官事務所)に所属する Jovica の次の派遣地は、セネガルの 
Dakar で、9月1日から赴任する。 UNHCR の Dakar 事務所は西アフリカ全域を担当
するので、あるいは他の諸国からの QRV が実現するかもしれない。

【ビーコン関連】
*Denmark, OZ7IGY/b on 40 MHz.
 デンマークの OZ7IGY は、1年間の実験用ライセンスにより、新たに 40.021MHz 
での運用を開始した。 ロケーションは 50MHz 帯の OZ7IGY がある JO55mm。 
http://www.oz7igy.dk に更報を掲載している。 受信リポートは oz7igy(at)qrz.dk 
に送って欲しい。 このビーコンを管理している Ivan:OZ7IS は、40MHz と 50MHz を
分離するサーキュレーターまたはアイソレーターを探しているとのこと。

*Brazil, PY0FF/B.
 Andre:PY0FF は、HI36td から 50MHz と 144MHz のビーコンの運用を始めた。 
50MHz は 50.006MHz で 5/8λヴァーティカル・アンテナから出力 30Wで、また 144MHz
は 144.2989MHz で 7el を水平偏波にしてヨーロッパに向け、出力 50W で運用している。

*Faroe islands, OY6BEC/b.
 Ivan:OZ7IS によると、Faroe 諸島の OY6BEC/b は、現在設備の修理中で運用を停止
している。 8月下旬に運用を再開する予定。

*Aland Islands, OH0SIX/b.
 フィンランドの Aland島から OH0SIX が 50.0175MHz で運用を始めた。 ロケーション
は JP90xi。 出力 3W で、水平ダイポールを使用している。 管理者は Peter:OH0JFB。

*Estonia, ES0SIX/b.
 ES1CW によると、50.037MHz の ES0SIX/B は、KO18iv に運用地を変更したとのこと。

【その他】
*Bosnia and Herzegovina, E7. NEW PREFIX.
 2007年8月、国際通信連合 (ITU) は、ボスニア・ヘルツェゴヴィナのプリフィックス
を、T9A-T9Z から E7A-E7Z に変更すると発表した。 以前から進められていたこの変更
は、ボスニア・ヘルツェゴヴィナの一部の民族(セルビア人とクロアチア人)が T9 の
プリフィックスを使うことに難色を示していたことが理由。 500年前にトルコ(当時は
オスマン・トルコ)がこのエリアを制服した歴史があり、彼らがコールサインにトルコを
連想する "T" が入っているプリフィックスを使いたくないというもので、これはこの
地域では感情的な問題として引きずっているものである。
 ボスニア・ヘルツェゴヴィナで、プリフィックスが T9 から E7 への移行がいつ完了
するのか現時点では定かではないが、彼らの長い間の希望が叶ったのだから、近日中に
移行されることになろう。
 このプリフィックスの移行に関する更報は、http://www.arrl.org/?artid=7644 にある
ARRL のウェブサイトで得られる。 また、プリフィックスの移行時期については、ボス
ニア・ヘルツェゴヴィナ通信規制当局のサイト http://www.cra.ba/index.aspx を注視
されたし。 
(註:歴史を紐解くと、オスマン・トルコは 1463年にボスニアを、また 1483年(一部で
   は 1482年説もあり)にはヘルツェゴヴィナを併合(共に一部では「制服」という
   表現もある)した事実があり、この後 1878年までの約400年の間、この地域はオス
   マン・トルコの支配下にありました。 この間、多くのセルビア人、クロアチア人
   がイスラム教へ改宗したとのこと。 このような複雑な歴史や宗教が、後のコソボ
   紛争に繋がったものなのでしょう。 「プリフィックスの移行」という一つのイベ
   ントからそのエリアの歴史や宗教、民族など、少しだけでも立ち入って調べると、
   我々の知らない意外なことを知ることができます。 ある意味、これもアマチュア
   無線の醍醐味かもしれません。
   この情報は JARL のサイトにも掲載されていましたが、T9 から E7 へ移行について
   は、一国の無線連盟として、歴史や民族などの背景も含めて正しく解説すべきと
   感じました。)

*Germany, "UKW-Tagung WEINHEIM 2007"
 第52回 "UKW-Tagung Weinheim" は、9月15日にドイツ南西の Weinheim にある
Karl K・el Schule Bensheim で、翌16日には DL0WH のクラブグランドで開催される。
多数の皆さんの参加を歓迎する。
(註:UKW は Ultrakurzwelle 略称で、英語の UHF に相当する「超短波」の意、
   Tagung はミーティングのドイツ語です。 Weinheim は、Frankfurt から南に
      2時間ほどの街で、Karlsruhe の東の郊外にあります。)

*Italy, Sixitalia general meeting 2007.
 Sixitalia Group の恒例の年次ミーティングは、首都 Roma の北、約80km にある Terni
市 (JN62hn) の XXII SYMPOSIUM INTERNAZIONALE DI TERNI E ORVIETO で 9月15日に開催
される。 Terni市の更報は、http://www.comune.terni.it/ を見られたし。
 
*Canada, SMOGfest 2007.
 Pete:VE3IKV の情報によると、カナダの SMOGfest (Six Meter Operators Group Fest) 
2007 は、Toronto で 9月28〜29日に開催される。 詳報は http://www.smogfest.info を
参照のこと。 多くの参加を歓迎する。

*Prefixlista.
 ITU のプリフィックスリストは次のページに掲載されている。
http://www.itu.int/cgi-bin/htsh/glad/cga_callsign.sh?lng=E

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 これらの情報の転載等は構いませんが,情報に責任を持つ意味から,必ず情報源
を明らかにして下さい。 

 では,また。  FB DX on SIX!!

DE JF6DEA/KE1EO
木下司朗 in 福岡
E-mail:jf6dea(at)ja6ybr.org


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