XU7ACD Report 10

カンボディアとの縁
 2002年10月の XU7ACD は自分にとって初めてのカンボディア訪問だったが,その後カンボディアには不思議と縁があった。

カンボジア〜タイ国境の
Aranyaprathet(アランヤプラテート)
 日本で楠本さんがセッセと (?!) QSL を発行されている間,2002年11月にはカンボディア〜タイ国境の中でも最大規模の Aranyaprathet(アランヤプラテート)を訪れる機会に恵まれた。

 地続きの国境に「飢えている」日本人にとって,国境線というのは妙に憧れるもの。 どこに一点鎖線が引いてあるのだろうかと,血眼になって探す気持ちが判るのも,島国育ちだからだろう。

 Aranyaprathet は,バンコクの東 250km ほどに位置する街で,カンボディア内線の時代には,大規模な難民キャンプがあったところとしても知られている。 国境の向こうの街,カンボディア側の Poipet(ポイペット)には何軒かのカジノが立ち並んでいるが, これはタイ資本で建てられたタイ人のお金持ち向けのものらしい。 タイでは賭博は禁止されているので,金を持て余している連中がやってくるようだ。

 タイ側の Aranyaprathet には大きな国境市場があり,国境は賑わっている。 2つの国の沢山の人々が,さまざまなものを売りに買いに集まるのだ。 バンコクの下手な土産物屋よりも安く買えるものもあり,わざわざここまで買い物に出かける人もあるとのこと。  こういう情景を見ると,国境とは何なのだろうか?と考えさせられる。

アンテナの怪
 2002年10月の運用の後,シャックのオーナーである米塚さんとメイルのやりとりをした。 シャックは快適だったこと,50MHz もオープンしたことなどを報告し,HFのアンテナがうまく動作しなかったことやローテーターが回らなかったこともリポートした。

疑惑(?!)のアンテナ群
 その後,米塚さんはシャックのメンテを兼ねて 2002年11月14〜20日に XU7ABF で運用したが,アンテナもローテーターも問題なかったとのこと。 え〜っ,ホント?   10月26日の運用前点検 では
  • HF 3el のローテーターが回らない
  • HF 3el の 14/21MHz の VSWR が高い
という症状だったのにぃ...。

 他のワイヤーアンテナで 28MHz を運用した(28MHz だけ,たまたま共振したとか)のではないか?とも疑ってみたが,ワイヤーじゃヨーロッパの奥の EA8 や JA 越えの W5 などまで飛ばないだろうし, ヨーロッパ周りのカリブもメーターを振っては聞こえないだろう。 まぁ,28MHz は感覚的に 3el で運用していたことは間違いないと思われるが,ローテーターと他のバンドの不動作は結局闇の中。  終わったことなので今さらどうするという訳でもないが,今後の糧とすることにしよう。

大地に沈む夕陽
 強力にカンボディアに惹きつけられたという訳ではないが,2002年の晦日はカンボディアで過ごすことにした。 12月31日,バンコクからアンコール遺跡群がある Siam Reap(シェム・リアップ)に向かう。  この Siam Reap の街の名の由来は,「Siam=シャム(現在のタイ),Reap=終わる」(共にタイ語にある)から,"かつてシャムに統治されていたこの地からシャムを追い払った" ことに由来するらしい。  (他に「シャムがこの地で勝利した」ことに由来する説もあり)

プノン・バケンの丘から望むカンボディアの
大地に沈む2002年大晦日の夕陽
 このエリアで夕陽を送る定番は,アンコールワット西門前のプノン・バケンの丘。 結構急勾配の参道を15分ほど登ると, 高さ 60m の丘の上に9世紀末〜10世紀初頭に建てられたと言われる寺院の跡がある。 頂上からはカンボディアの壮大な大地を見渡すことができ, 早朝や夕暮れ時になると日の出や日の入りを見ようと,多くの観光客が集う人気スポット。

 初めての「DXペディション」を体験したここカンボディアの地で,2002年最後の落日を見た。 さて,2003年はどんなことが待っているのだろうか?


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