XU7ACD Report 12

バンコクを後に

多くの乗客で賑わうプノンペンへのフライト
 時は2003年10月3日の金曜日,カンボディアからの2度目の QRV に行くべく,バンコクを後にした。  この日のフライトは 08:35発のタイ国際航空 TG696 便である。

 コンディションにもよるが昨年よりも楽しめるという期待を込めて,今回は少しでも長くシャックに居られるよう3日(金)と6日(月)に休みを取り,4日間運用できるようにした。  さて,どんな4日間になるのだろうか?

 ところで,カンボディアの首都プノンペンへは,タイ国際航空をはじめタイの航空会社であるバンコク・エアウェイズ,カンボディアのロイヤル・クメールやロイヤル・プノンペンなどが, バンコクから週に40便以上のフライトを運行している。 平均すれば毎日6便以上は飛んでいるわけ。 飛行時間も1時間ちょっとで,アクセスは悪くない。 航空会社や時間を選ばなければ, 時期によっては往復で 6,000バーツ(=2003年10月のレートで約17,000円)を割る位の価格のチケットが入手可能。 日本からプノンペンへは台北,香港,ハノイ,ホーチミン,シンガポールなどからもアクセスがあるが, いずれも便数が限られ時間の制約が生じる。 タイにいるから「贔屓」するというわけではないが,日本からであればバンコク経由が最適な選択肢ではないだろうか?

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 バンコクを飛び立った TG696 B-737 型機は,ほぼ定刻にプノンペンに到着した。 昨年工事中だったターミナルビルは,カンボディアの首都空港の名前に相応しい姿で完工している。  今や ASEAN 首脳会議を開催(2002年11月)するまでに復興したプノンペンの,カンボディアの底力を実感した。

綺麗に出来上がったプノンペン国際空港

 今回は事前に Visa を取得していたので,入国もスムーズ。 バンコクでの Visa 取得はある程度時間がかかることを覚悟していたが,今回は朝申請してその日の夕刻には Visa がおりた。  どこの国でもそうであるが一般的に入国 Visa を取る当たっては,申請から取得までの期間に余裕を持ちたい。 大使館が本国の祝日に重なって休みだったり,担当者がいなくて処理が遅れたり, 或いは二国間の関係の悪化や Visa 発給の制度が突然変更になったりする可能性も否めないからである。

 閑話休題,1年ぶりのプノンペンは昨年と変わらぬ活況を呈していた。 実は 2003年1月にタイの某女優が,カンボディア国民が誇りにしているアンコールワットに関する問題発言をしたと報道された(真偽のほどは不明)ことから, プノンペンのタイ大使館が焼き討ちに遭うという事件が勃発し,カンボディアとタイの関係が一時緊張した。 このため,カンボディア行きを一時躊躇していたが,二国間の事態収拾がスムーズに運んだので, 10月のこの時期には影響は残っていなかったようだ。 表面的には何もないような隣国関係も,時に大きな問題に発展することを思い知らされた出来事であった。

プノンペン再び
 昨年は運用後に免許の更新手続きをしたので,時間を持て余したきらいがあった。 まぁ,それはそれで喫茶店の女の子と話す機会もあったのだが,そんな時間があるのなら, もっと無線がしたい〜ホント? そこで今回は,事前に MPTC の Lim さんに都合を確認し,先に免許の更新手続きをすることにした。 プノンペンからの足は,昨年同様プノンペンにある日本人向けの旅行代理店 ロコモトラベル にお願いしている。  MPTC と Sihanoukville までの道のりは一通り判っているので気分的にもかなり楽。 空港で待ってくれていた車に乗り込んで,まずはプノンペン市内の MPTC に向かう。

プノンペンの象徴的存在のワット・プノン
 MPTC がある中央郵便局は,プノンペンの象徴ともいえる「ワット・プノン」のすぐ側。 去年は訪れなかったが,今回も脇を通り過ぎるだけで終わってしまった。

 本来であれば訪問国の観光名所なりともに足を運び,その国の歴史や文化,国民性などを知った上で運用すべきとは,タイに暫く住んでみて気づいた次第。 カンボディア国民が誰一人免許を受けていない(2003年10月現在)中, 運用を許されている外国人たる我々は尚更のことだろう。

 少しばかり後ろめたい思いを抱きつつ,MPTC の Lim さんのオフィスに向かう。 1年ぶりの再会を喜び合い,昨年同様10分ほどで免許の更新手続きは終了。 バンコクへの郵送をお願いしてオフィスを後にし,Sihanoukville へと馬の鼻を立てなおしたのである。


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