XU7ACD Report 16

3日目に突入
 Sihanoukville からの運用3日目、2003年10月5日の日曜日。 昨日のうちに 7MHz のアンテナも準備できていたので、早めに起きてヨーロッパ方面を狙うべく、現地時刻の4時半頃に目を覚ました。  目覚めのシャワーを浴び、スッキリした気分でリグの前に座る。

シャックから歩いて数分、タイ湾に臨むビーチ

 7MHz の CW の程良い周波数で CQ を出すと、2154z(現地時刻 0454)の JM2LEI を皮切りに、まずは JA から数局呼ばれ、その後はヨーロッパ、アジア、オセアニアに混じって南米の PY, CX からも数局コールされる。  JA の朝にも南米のパスはあるが、XU からも 2200〜2300z (現時時刻の 0500〜0600)に 7MHz で南米へのパスがあることを実感。

 日が昇り外も明るくなったので、2335z の G3IGW で朝の 7MHz に別れを告げ、ハイバンドへ QSY。 14MHz の SSB で数局 QSO し、0000z (現地時刻 0700)を回ったところで 21MHz SSB に上がってみた。 JA の「壁」の向こうで、California (CA) QSO Party に CQ を出している W6 が弱く聞こえている。  早速呼びに回って N6O, K6IF と何とかコンテストナンバー交換。 『W までオープンしているが、SSB では苦しいか?』 CW に下りて空き周波数を探して CQ を連呼。 0023z に JG3NKP からコールを受け、JA からのコールが数局続いた後、初日に 10MHz で QSO した W6AJW が呼んできた。 この局も CA QSO Party に出ているようで、RST に加えて 003 を送る。

 そのまま CQ USA QRX JA を出していると、AA1K, NI5M, K0TJ などから次々に呼ばれ、前の晩にヨーロッパ回りの 21MHz で QSO した K4XG に再会、また、N6DV も昨日の朝に続いて呼んできた。 その後も W8DX や Neblaska の K0HA などの W に混じって VE7SV, XE2MX, PY3CQ などからも呼ばれたが、 0120z を回る頃にはコンディションも下降気味、コールは JA からばかりになる。 そろそろ遅い朝食でも摂ろうと、24MHz, 18MHz の WARC バンドで数局 QSO し、0140z(現地時刻 0840)に、この日の「朝メガ」の運用を終えた。

ブランチ
 前日同様、街までのモトサイを「チャーター」して Sihanoukville の中心部へ繰り出し、朝食を摂るべく郵便局の横の中華系レストラン(TE LEE HONG I:鄭利車一)に入ってみた。


(上)TE LEE HONG I:鄭利車一レストラン
(下)カンボディア版 ラーメン+アイスカフェー

 何を食べようかあれこれと迷ったが、気軽に食べられる麺類の中から、カンボディア風のラーメンと、目を覚ますべくアイスカフェーをオーダーする。

 食事が運ばれてくるまでの暫くの間、店の外に目をやると、日曜日だからかあちこちで子供達が親の仕事を手伝っている模様。 仏教の国ならでは、托鉢の僧侶の姿も見られた。

 オーダーしたカンボディア風のラーメンはチキンスープ味、タイのバンコクで食べていた「バーミーナーム」とほぼ同様で違和感なく口に入る。 タイに居る時と変わらぬ食事で無線を楽しめる・・・贅沢なペディションです。

 店内のメニューを探索すると、クメール文字のローカルメニューは読めないが、ビールは安く飲めるようだ。 ABCビールが最高値で 5,000リエル (US$1.25)、Heineken は 4,500リエル (US$1.13)、カンボディアのローカルビール、地元の Sihanoukville で生産している Anchor ビールは 2,500リエル (US$0.63)、 これはどれも 330ml の缶ビールの価格。 ソフトドリンクは、Coke や Fanta, PEPSI, 7-up, MIRINDA どれも 2,000リエル (US$0.50) と、舶来ブランドにしては比較的安価で売られている。 この国唯一の国際港湾都市 Sihanoukville ならではの価格なのだろうか?

 暫くうろちょろして概ねの地理感覚を頭に入れ、シャックに戻る。 0427z(現地時刻 1127)に 28MHz の CW で QRV を再開、JA に混じって VQ9GA からもコール、その後 21MHz の SSB に下りて JA 〜極東、アジア・ロシア地区を中心に 160局ほど QSO した。

50MHz のオープン
 暑いエリアでの午後は昼寝に限る。 コンディションのピークで、1局でも多く QSO することが「命題」であるコンテストにでも参加していれば、Radio の前から離れられないが、今回は気ままなペディション。 今日もビームを北東に振り、ダイアルを 50.017MHz に合わせて、ひとときのシエスタを堪能した。

 現地時刻の 1430(0730z)を過ぎた頃から、バンドのノイズが変わり始めていた・・・筈であるが、本人は心地よい眠りの中(笑)。 "VVV de JA6YBR PM51RT" 耳なじみの信号が確認できる強さになって、漸く目が覚めた。 時計は 1500(0800z)を回ったところ。 すぐさまリグの前に駆けつけ、50.110MHz の CW で思わず CQ を出す。 HL2FDW との QSO で、この日の 50MHz の交信の幕が切って落とされた。

 数局 QSO したところで、自分の気の弱さにハタと気づき(笑)、慌てて 50.123MHz に QSY。 QSO 数の少ない CW で暫く電波を出し続けると、JG4BLW, JQ3UMZ/3, JF2KOZ, JF2WXS, JA9TLD など、50MHz の「お馴染みさん」から次々と呼んで戴いた。

 0823z(現地時刻 1523)、コンディションのピークと判断し、同じ周波数で SSB にモード変更。 JO1PSX, JM1SZY などからコールがあり、東日本方面へのオープンを期待して昨日同様 JA7,8 を指定して QRZ を出すが、残念ながらコールバックは確認できない。 JA6GKW, JA6QGG, JK6SEW, JE6KDD など、地元九州でお世話になっている各局が強力な信号を送りこんでくる。 JA 全般、特に中日本〜東日本の信号が落ち気味になってきた。  JA6YBR/b の強さは、さほど変わりない。

 0857z、再び CW に戻ると JH6CYW, JA6RJK, JF3QJR などからコールを受けたが、0915z(現地時刻 1615)の JF6EZY を最後にパッタリとコールが途絶えた。 50.017MHz をモニターすると JA6YBR/b はまだ聞こえていたが、JA の信号はフェード・アウト。 この日は 0803z〜0915z の1時間あまりの間に JA1 以西と CW で 61-QSO, SSB で 72-QSO の計 133-QSO を記録し、3日間で「最も効率がよい」50MHz のオープンであった。          
【2003年10月5日の50MHz交信状況】
0803-0915zHLJA1JA2JA3JA4JA5JA6JA7JA8JA9JA0Total
CW191114777005061
SSB0316178413009272
TOTAL112273115112000142133


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