XU7ACD Report 2

カンボディアへの道

シャックの所在地 Sihanoukville
 最大の難関だろうと思われた免許は無事に取得できた。 ではいつ運用しに行こうか? 無線ができない時間が空しく流れて行くばかり。 免許の有効期限は日一日と短くなっていく(当たり前!)。 あぁ〜パイルを浴びたい,JA の懐かしい面々と QSO したい...。

 まずはガイドブックやあちこちの Web Site でシャックがある Sihanoukville までの足の情報を探して回った。 バンコクからのルートは,プノンペンまでの空路+陸路,また海岸部で国境(タイ側:Hat Lek,カンボディア側:Koh Kong)を越えて船で行くルートの2つ。  時間的にはプノンペン経由の方が早く,より確実なようである。

 50MHz では JA〜ヨーロッパの春のオープンが伝えられている。 この秋までコンディションは持つだろうか? 気持ちは焦るばかり。 50MHz のオープンとパイルアップの楽しみを期待し,仕事の都合を考えて,2002年10月下旬の CQ WW SSB コンテストでの運用を照準に準備に入った。  シャックのオーナーの米塚さんに予約を入れ,バンコク〜プノンペンのチケットも手配した。 時は 2002年5月,タイではマンゴスティンやライチーなど,舌がとろけるような南国の果物が旬を迎えている時だった。

運用前の諸準備
 運用が決まったら持っていくものの準備,QSL の手配などが必要になる。 また入国に当たってのビザ情報なども忘れてならないアイテム。

 QSL は,JH6QIL:楠本さんにマネージャをお願いしてみた。 楠本さんは,タイに来る前にお世話になった鹿児島の JK6SEW:久保さんのグループの一員で,DX やコンテストに明るいOMさんである。

 恐る恐る出したメイルに「実は,QSL マネージャっていうのをやってみたかったんですよぉ...」という楠本さんの快諾の返事。 ログは Z-Log を使うこととし,そのデータを送ることにした。  これで QSL の発行手続きは解決。 カード自体は実際に Sihanoukville に行って撮影した写真を使うことを前提に,いくつかの印刷会社への問い合わせを楠本さんにお願いした。

 運用期間は 2002年10月26〜28日とし,28MHz シングルバンドでの CQ WW SSB コンテストへの参加と 50MHz に QRV することを DX や 50MHz 各方面の情報源に流した。

 外国への入国に当たって結構厄介なのが,入国ビザ。 特にアジアやアフリカの諸国ではその手続き方法が朝令暮改のケースもあり,最新の確実な情報を得ることが肝要。  2002年は Web Site の情報などから,プノンペンの空港での On Arrival Visa(到着時に取得できるビザ)で入国することとした。 この On Arrival Visa を取得するに当たっては, 殆どの場合写真と Visa 取得費用として US$(国によるが,東南アジアの場合は殆ど US$ で OK)が必要となる。 予め準備すべきものの一つだが,忘れやすいので注意が必要。 海外に旅立つ時は,どこへ行くにしてもパスポートサイズの写真数枚と数十ドルの現金を携行したい。

いざ出陣!

バンコク 0740 発の PG920 でプノンペンへ
 最後まで残っていたのがプノンペンの空港からシャックがある Sihanoukville までの足であった。 公共交通機関としてはバスが頻繁に出ているが, バスに乗るにはプノンペンの街まで一旦行かなくてはならない模様。 また初めてなので,時間のロスが気になった。 そこで,プノンペンにある日本人向けの旅行代理店 ロコモトラベル に相談してみたところ,Sihanoukville までの片道は車を手配し, 帰りはバスにすることとした。 少し高くは着いたが,安全性,確実性と予算を自分なりに天秤にかけた結果である。

 出発前に,イタリアの IW9CER:Tony 夫妻が新婚旅行でバンコクにやってきた。 この時の様子は こちら で紹介しているが,Tony は帰りしなに「XU からはヨーロッパにもビームを向けろよ!」と言い残して行った。 果たして 50MHz でヨーロッパとのオープンに恵まれるだろうか?

 こうして何とか準備を整え,ロギング用のパソコン,パソコンハングアップ時の紙ログなどを携え,2002年10月26日:土曜日,バンコク発の PG920(バンコクエアウェイズ)の機上の人となったのである。


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