XU7ACD Report 4

運用前点検
 ゲストハウスの親父さんにカンボディアの免許コピーを渡し,シャックに案内して貰う。 何せ,初めてのシャック,初めての「DXペディション」なので, 要領を得ないところがあるが,場数を踏んでない自分にとっては仕方がない。


XU7ACD の HF 3elトライバンダー
 電源周りの説明を受け,アンテナ,リグの繋がりを一通りチェック。 一刻も早く電波を出したいのはヤマヤマだが,ここでチェックを怠って大オープンの真っ最中にトラブるのはごめんだ。

 ローテータをチェック,50MHzの6エレは正常。 ちょっと方向がずれているかな? でもそんなことは気にしてられない。 HF は... ローテータのコントローラーに電源を通す,おや?ランプはつくが右左に振っても針が動かない。  アンテナそのものも回ってない模様。 ローテータの結線に異常はなさそう。 タワーのローテータ本体はどうだろうか?

 アンテナの VSWR をチェックしてみる。 50MHz は OK,HF のトライバンダーは.....う〜ん,これまた 28MHz は問題ないが,14/21MHz は3以上を指しているではないか! 指をくわえて見ていても仕方がないので,屋上に上がってローテータとアンテナの状況を見てみる。

 ここのゲストハウス,3階部分はまだ工事中でいつ出来上がるのか判らない。 そんな「工事現場」の中に立つ HF のタワーに登ってみる。 ローテータのケーブルと同軸を目視でチェックするが,異常は無い模様。

 さ〜て,どうするか? 今回は,50MHz でマトモに電波が出ること,コンテストで 28MHz に QRV できることが運用の条件なので,このまま運用を始めることにした。 コンテスト参加を 28MHz シングルバンドとアナウンスしておいてよかったなぁ... と少しばかり安心。  時計は 0800z (1700JST) 近くを指している。 この頃,この前会った IW9CER:Tony が JA と 50MHz で QSO しているなんて,知る由もない。

XU7ACD Sign ON!
 ロギングのパソコンをセットしながら,アンテナを JA 方向に向け 50MHz をグルッとワッチするが何も聞こえない。  JA6YBR が「居るはず」の 50.017MHz もこの時点ではノイズだけだった。


XU7ACD の 50MHz 6el HB9CV
 HF のアンテナをヨーロッパに振って 28MHz でコンテストに突入! 空き周波数を見つけて CQ を出すと 0851z に LZ1NG が呼んできた。  これが XU7ACD の初QSO,日本に較べるとヨーロッパの「近さ」を実感する。 GM や EA からも他のヨーロッパ同様の強さでコールがある。 暫く居座っているとクラスターに載ったのか,OH0Z, IH9P, XX9C など,日本からだったら呼びに回らないと簡単には QSO できないような局が次々と呼んできた。 これがペディションの,そしてコンテストにおけるレアカントリーから運用する醍醐味である。

 コンテストはそこそこのペースでヨーロッパと JA の両方から呼ばれるが,50MHz のオープンも気になる。 クラスターなんて勿論,電話さえもここには無いので,クラシックに自分のワッチに頼るのみ。   この時間なら,いつオープンしても不思議ではないので,メモリに入れた JA6YBR を時々ワッチしながらコンテストのパイルをさばいていく。

 0940z (1840JST) を回った頃に,JA6YBR の信号が浮き上がってきた。 コンテスト中といえどもオープンの時間が限られる 50MHz なので,背に腹は代えられない。  キリがいいところでコンテストを一旦中断,50MHz に QSY した。

    
QSY to 50MHz

US-CQ 2003年8月号にも
シッカリ載ってしまった "XU7ACD"
 いきなり 50.110MHz で CQ を出せるほど気が強くない(笑)ので,50.120MHz 付近で CQ を出す。 最初の QSO は 0959z の JH6IMI だった。 その後は 9,0,1,5,3,2,4 からのコールで西日本中心の広範囲なオープンの模様。 2002年3月までバンコクに滞在され, 同じアパートに住んでいた JR5XPG:上村さんからも「すかさず」コールがある。

 東日本を探してみるが,7,8 からのコールはピックアップできない。 この日は 1028z (1928JST) の JA5CBP を最後に JA とのコンディションは沈んだ。 30分ほどのオープンで 59QSO,「ビッグオープニング」では無かったようだが,まぁまぁの「出来」だったかな?

 50MHz が静まった後は夕食を摂って 1224z から 28MHz のコンテストに復帰。 もうヨーロッパ方面のコンディションはピークが過ぎた感じ。 カリブの V47KP や V26B がヨーロッパ回りのパスでメーターを振って聞こえるが,こちらからコールしてもヨーロッパの壁が厚く,電波が届かない。 何度か QRZ が帰ってきたが, こちらの信号は蚊の鳴くような程度だったのだろう,結局カリブや北米東岸とは QSO できなかった。 その後は CQ を出したり呼びに回ったりして,A61AJ, 5N0NHD, 5Z4IC などのニューマルチ(CQ WW コンテストでは,エンティティと CQ ゾーンがマルチ)を取り, コンディションが期待できないこの日は 1452z の EA8ZS との QSO を最後に睡眠を取ることにした。

    
【2002年10月26日の50MHz交信状況】
2002年10月26日JA1JA2JA3JA4JA5JA6JA7JA8JA9JA0Total
0959z〜1028z516104714002159


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